EXILE TRIBEの次世代を担う7人組「PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE」が、2025年に入り一気に世界のステージへ飛び出しました。
Warner Music Groupとのグローバル契約、アメリカ6都市を巡る初のUSツアー、そして世界最大級の音楽フェス「SXSW」出演。
さらにTikTokでの累計2億再生を突破したバズ曲まで…。
華やかなニュースの裏側には、3年間にわたる地道な準備と戦略が隠されています。
本記事では、その全記録と舞台裏を時系列で振り返ります。
PSYCHIC FEVERとは?グループの基本情報

PSYCHIC FEVER(サイキックフィーバー)は、KOKORO、WEESA、TSURUGI、RYOGA、REN、JIMMY、RYUSHINの7人からなるLDH JAPAN所属のグループです。
2022年7月にデビューEP「P.C.F」を発表し、パワフルなダンスパフォーマンスと多彩な音楽性で注目を集めてきました。
EXILE TRIBEの一員として国内での活動基盤を築きつつ、アジア圏でのライブやSNS発信を通じて、早くから海外ファン層も形成してきた点が特徴です。
デビューから世界進出までのタイムライン

- 2022年7月:EP「P.C.F」でデビュー
- 2022〜2023年:国内ツアーと並行して、タイ・ベトナム・フィリピンなどアジア圏でのライブを実施。現地ファンコミュニティを形成
- 2024年:SNSで海外ファンとの交流を強化。InstagramやTikTokに英語字幕付き動画を投稿
- 2025年2月:Warner Music Group&10K Projectsとグローバル契約締結
- 2025年2〜3月:初のUSツアー(ワシントンD.C.〜ロサンゼルスの6都市)開催
- 2025年3月:SXSW 2025出演、海外メディアから高評価
- 2025年5月:EP「Psychic File III」リリース、Lola Amour「Raining In Manila」カバー公開
この流れからも、世界進出は突発的な挑戦ではなく、段階的な海外活動の積み重ねで実現したことが分かります。
Warner Music Groupとの契約とUSツアー
2025年2月、PSYCHIC FEVERはWarner Music Groupおよび10K Projectsとグローバル契約を締結。
この契約は、日本発のダンス&ボーカルグループとしては異例のスピードでの国際展開を可能にしました。
契約発表と同時に、ワシントンD.C.からロサンゼルスまでの6都市を巡る初のUSツアーも実施。
現地ファンとの距離感を大切にしたライブ構成や英語でのMCなど、世界市場を意識した演出が高く評価されました。
Warner契約の舞台裏
Warner Music Groupが契約に至った大きな理由は、PSYCHIC FEVERの**「多言語対応力」と「SNS戦略」**にあります。
英語・タイ語を交えたMCや、海外トレンドを意識した楽曲作りが評価されました。
関係者によれば、契約交渉は2024年中頃から進行しており、アジアでの成功事例が決定打になったとのことです。
USツアーでの現地反応
初のUSツアーは東海岸から西海岸まで6都市を横断。
ライブでは英語でのトークや、現地ファンのためのスペシャルメドレーを披露しました。
SNSには「初めて生で見たけど圧倒された!」「ダンスも歌も完璧」という声があふれ、ツアー後にはSpotifyの月間リスナー数が急増しました。
SXSW出演と国際的評価

3月には、米テキサス州オースティンで開催される世界最大級の音楽フェス「SXSW 2025」に出演。
日本からの参加アーティストとしてヘッドライナーを務め、現地メディアからは「日本発の次世代スーパーグループ」と称賛されました。
ライブ後にはSNSで海外ファンのポストが急増し、Spotifyの再生数も大幅に伸びるなど、実際の音楽消費にも直結する成果を上げています。
TikTokバズと最新リリース
PSYCHIC FEVERはSNS戦略にも長けています。
特に「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」はTikTokで累計2億回以上再生され、海外ユーザーによるダンスチャレンジ動画も多数拡散されました。
2025年5月末にはEP「Psychic File III」をリリースし、さらにフィリピンの人気バンドLola Amourのヒット曲「Raining In Manila」をカバー。
多国籍の音楽ファンに向けたコンテンツ展開が続いています。
TikTok2億再生の裏側
「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」は、軽快なビートと覚えやすい振付でTikTokを席巻。
LDH公式アカウントの発信に加え、海外の人気ダンサーやインフルエンサーとのコラボ動画がバズの火付け役となりました。
特にアジア・北米ユーザーの投稿が急増し、再生数は2億回を突破。
SNSでの認知度がライブ動員にも直結する好例となりました。
メンバーの努力と素顔
海外展開に向けて、メンバーは日々英語や韓国語を学び、現地文化にも触れてきました。
ツアー中には地元の飲食店を訪れたり、現地ファンと直接交流する姿も。
こうしたオープンな姿勢が、国境を越えて愛される理由の一つです。
今後の展望

2025年後半には、ヨーロッパでのツアーやファンミーティング、ダンスワークショップなどが予定されています。
また、サマーソニック出演や新曲リリースも控えており、日本国内でもさらなる注目を集めることは間違いありません。
英語曲や海外アーティストとのコラボなど、次の一手にも期待が高まります。
まとめ
PSYCHIC FEVERの世界進出は、偶然の産物ではなく、計画的な準備と挑戦の積み重ねです。
Warner契約、USツアー、SXSW出演、TikTokバズ…。
その全てが有機的につながり、2025年の彼らを大きく押し上げました。
今後の動向を追うことで、日本の音楽シーンが世界とどう交わっていくのか、その最前線を目撃できるでしょう。
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